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21/12/17 日月堂の特別な18日と21日をお楽しみに!!!

■先週お知らせした通り、明日12月18日(日)と来週21日(火)は日月堂SNSのなかのひと こと コラージュアーティストにしてグラフィックデザイナーのM!DOR!(@dorimiiiiiii )さんのワンオペにより12:00より19:00まで営業いたします。
また、それに伴い、M!DOR!さんの作品、オリジナルグッズの販売なども準備しております。
作品については
「今まで展示では額に入れて販売していましたが、もっとラフに近くで住人たちに触れてほしいと思い、額に入れずにお店に並べます。展示したことない子や、過去に展示した子など、この2日間のみの特別な機会となります」
オリジナルグッズについては
「ZINE、包装紙やブックカバーにできるオリジナルペーパー、ポストカードを販売します」とのこと。こだわりのクリスマスプレゼントにもぴったりです。
詳しくは下記のアドレスで!
https://www.facebook.com/midori.tomita.50
M!DOR!さんについてもっと詳しくという方には下記のアドレスを!
https://www.dorimiii.com/
18日と21日は予約なしでご来店いただけます!
古紙好きの小店のお客様には見逃す手はないこの機会、是非日月堂までお運びください。何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、来週の木曜・土曜はいつものあのヒトにもどります。

画像1点目はコラージュにちなんでフランスの古い図案集から。1877年、ということはいまから約145年前にフランスで出版されたデザインソース集『L'Ornement des Tissus』から、図案プレートとテキスト1枚の計2枚セットでバラ売り。
1枚のプレートに最低でも3~4種類を収めたコラージュのように見える紙面構成は、この当時の図案集の定石ともいえる手法で、プレートの一枚一枚をたいへんを華やかに見せるという効果も発揮しています。
刷りは全点全色正真正銘のリトグラフ。鮮やかな発色はいまも全く色あせることなく、刷り上がったばかりのような美しさが保たれています。クリスマスらしい図案も多数あり、選び甲斐もたっぷりです。 


■今週も市場はまた空振り。辛うじて買っておこうかと思ったマッチラベルが入荷します。1面に20点前後のラベルが貼られた36シート=72面
戦前の広告ラベルがほとんどですが、多少、商標ラベルが混じっています。広告ラベルではカフェのものが多く、他に映画や舞台の宣伝、満洲の博覧会、旅館や鉄道、そして「火の用心」まで。周知の通りもっともモダンなカフェのラベルのなかでも、タイポクラフィや色面構成などの点でデザインがより高度で抽象的なものが多いのが今回のコレクションの特徴ではないかと思います。
しかし! 何といっても白眉は「名古屋松坂屋6階」で「福助足袋主催」で行われた「1931.11.1-10 女の足展覧会」ではないかと思います。同時開催が「足袋 大景品付売出」で「余興 大レヴュー公開」であることまで分かる完璧な状態!
3.5×5.5cmほどのマッチラベルという紙片は、現役だった当時の世のなかの出来事や空気を、いまも雄弁に語りかけてくれます。
販売は36シート一括での予定です。
蛇足ながら。マッチラベルのコレクションというのも貼り方や分類など千差万別、集めた人によって独自の視点があって、思えばどこかコラージュに似ているのに気付きました。

今週の斜め読みから。
政治の、議会の、民主主義の、官僚の、情報開示の、歴史にとっての良心と良識の、「末期」だと痛感した(歴史上、今後長く明記されるべき)出来事。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF157PE0V11C21A2000000/
https://www.facebook.com/yukihito.oguchi/posts/4647747618635694

トリクルダウンを唱え続けた政治の大ウソ。
https://www.businessinsider.jp/post-247566?fbclid=IwAR1MRBjmlZXEVIMUKMJ7Pn-pP85n4kc3uiMUvakQluKSUsyGkT6txktyAk8

大嘘の「つけ」はまだまだこれから払わされることになるようで。
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=10219156328051217&id=1597867314

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/90140?imp=0&fbclid=IwAR17VwyzeYD5O56rAIoEN0kv0f7JM--EbikoOEWGOj0pbHf7GKy20CGdhvY

 

 

21/12/11 2021年年末 25周年特別企画!? 日月堂の営業を2日間丸投げいたします。というお知らせほか。


■年内のHP更新も今日を入れてあと3回。あっという間の2021年でした。
店主は還暦、日月堂は25周年と、記念イヤーとなったこの1年で、しかし小店最大の変化はと云えば、InstagramとFacebookでのこれまでにないこまめな投稿とTwitterを始めたこと、つまり目覚ましいばかりのSNSへの取り組みにあったかと思います。
「日月堂にもこんなにかわいいものがあったのか?」「小理屈からの脱却を目指しているのか?」「店に居る日はネイルしてるのか?」などなど、これまでの日月堂らしからぬ投稿から、さまざまな質問をいただいております。いやはやみなさんさすが!鋭い!
お察しの通り、SNSの投稿は今春よりコラージュアーティストでグラフィックデザイナーのM!DOR!さんにお願いし、そのほとんどを手掛けていただきました。
従来とは異なる視点での商品の選択、グラフィカルな画像、より多くの情報をお届けするための動画撮影など、全てはM!DOR!さんの見事なお仕事によるものです。
SNS担当を買って出ていただいただけでも充分すぎるというのに、そんなM!DOR!さんに、今度は店主役を丸投げしちゃいます!
日時は12月18日(土)と21日(火)の両日、それぞれ12時より19時まで。予約は不要です(但し、店内の込み具合によっては少しお待ちいただくことになるかも知れません。予めご承知おき下さい)。
個展を開けば作品完売、高名な雑誌の誌面デザインや書籍の装丁を手掛ける一方、アーティストのご指名で作品やデザインを提供 …… と、飛ぶ鳥落とす勢いのM!DOR!さん。「やりたくないよぉめんどくさいよぉ」とぐずる店主を見かねてSNS担当を買って出て下さったばかりか、今度は「古本屋さんやってみたいんです!」との言葉を良いことに店番丸ごと押しつけようという日月堂はやっぱり図々しいヤツですね。はい。
25周年の掉尾を飾るこのイヴェント(?)、M!DOR!さんファンのみなさま、そして、色々おそろしげでこれまで店に入れなかったよという方には絶好のチャンス! この機会に是非、日月堂までお出かけ下さい。何卒よろしくお願い申し上げます。
あ! M!DOR!さんについてはこちら↓に!
https://www.dorimiii.com/
おっと! それ以外の来週火曜・木曜は仏頂面のいつものあの人が店番です。ええ残念ながら。すみません。 


今週は「資料会歳末大市」「明治古典会」「南部支部入札会」と3つの市場に出かけたものの、どうしても欲しいと思ったものは1点もないという状況で、入札した点数さえわずかに4点、落札はゼロ。売りたくても売るものがないという、古本屋にとってかなり厳しい状態が続いています。先行きが少々不安になってもきます。
今週もまた店のストック、バックヤードからのご紹介となりました。
1点目は黄色の上質紙に4隅を糊付けした商標コレクションより、「香油」「鬢付け油」の商標20点のうちの一部
婦人向け高級品の商標らしく、石版刷のフルカラーに金彩を加えた贅沢な商標が多く、デザインはジャポニスムと西洋風アール・ヌーヴォーをミックスしたようなものが多く見られます。ハイカラ、とまではいきませんが、なかなか面白いデザインです。
糊の部分面積がそれほど大きくないので、何とかはがそうと考えて棚上げしていたものですが、最近再確認して台紙から剝がすのを断念しました。その分控えめ価格で店頭に出す予定です。

『The Savoy COCKTEIL BOOK』は増補新版の第4刷(1937)年。
下戸の店主でさえ「カクテルの本と云えばサヴォイ」と刷り込まれたカクテル界のバイブルであり、下戸が見ても楽しめるグラフィック・デザイン - 全ページ スミ+2色のリトグラフの飾りや挿絵挿入り! 罫線と組合せて配置した組版も魅力! カクテルの本だけあって、それはもうしゃれていてスマートな1冊です。

こちらは以前、SNSにアップしましたが、HPでのご紹介は初めて。
1823年に発行された『The World in Miniature』の『JAPAN』より、銅板手彩色の挿画部分のみ20葉。
江戸時代末期近く、日本に関する海外への情報はごく限られていたものか、極東日本からベトナム辺りを通り過ぎ遥か中東あたりの風俗までもが混在する不思議な日本像が描かれています。
日本人を描く上で、髪型とキモノ・袴裃の形状は特につかみ難かったようで、正確に描けているものは皆無。また、婦人の顔全体に、上からかぶせた傘の出来損ないのようなものなど、一体どこから出てきたものか想像もつかないものも。
外人から見た日本の印象とは、この当時、「ざっくオリエンタル」だったであろうことがよく分かります。
それにしても女性の簪の痛そうなことと云ったら…… 


■今週の斜め読みから。
日米開戦80周年の今年、8月より12月に戦争関係の記事や番組が集中しました。

NHKらしい番組でした。古本屋としては一次資料の重要性を再確認しました。
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pqN02jBj5K/?fbclid=IwAR2Q_AW35fv1N2KjGyAhmhBArA-Kb0Z6Fmcqxo0ED95Any6_LDUAgxTP9W8

こちらも日記から。
https://toyokeizai.net/articles/-/471039?display=b&fbclid=IwAR0DuPnO8sIoSUA6-utfNldxgiO8jqpE5KRlrGhvuj2-cRBZtFhi5R6emxQ

似たようなアプローチからたどり着いたこととは。
https://www.asahi.com/articles/ASPD7560VPCVULZU002.html?ref=hiru_mail_topix1&fbclid=IwAR0E-7B1L8OeSa0CCw0I-PeiAZxDFqkfODjiH3WRS0TuodwjC7S_NCgjtQU

世界から見たゆがみ。
https://jp.reuters.com/article/japan-usa-profiling-idJPKBN2IL0X0?taid=61ae1e7478093a00018b26c7&utm_campaign=trueAnthem%3A%20Trending%20Content&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter&fbclid=IwAR1Q1Qv1wRPIKtzwpqIE0gPXh0uxLcIwUTNQnZZTAYJ_fttNwgjcLJBzPlg

あの敗戦を経て民主主義を得てなお変わらなかった国民性が、歴史をちょうど80年分巻き戻しつつあるように思えてなりません。

21/12/04 ストックより救い出した高橋昭八郎の2冊の本


■やるべきことがちっともできていないわりに一体その分何をしてたのか自分でもさっぱり分からないまま時間は過ぎて、2021年も気が付けば12月です。12月だなんて!
昨年は中止となった表参道のイルミネーションも今年再開。エリアは表参道の交差点から神宮橋交差点、期間は12月26日まで。
オミクロン株といういまだ正体のつかめない変異株の拡大が懸念される中ではありますが、約1キロにわたって輝く道を - 少し急ぎ足で - 私も今年は歩いておこうと思っています。

今週の新着品は年内に目録化できなかった戦後の美術・デザイン関係刊行物のストックにまわっていた分より救い出した、高橋昭八郎の私刊本『ポエムアニメーション』シリーズの2冊
高橋昭八郎は1957年に北園克衛が主宰したVOUクラブの同人となり、以後、とくに視覚詩=ヴィジュアル・ポエトリーや立体詩に傾注した詩人で、生誕地・岩手にあった1960年代後半からイタリアやドイツ、オランダなど海外の斯界にも知られるようになった人物です。
現在小店店主の手元にあるのは、シリーズの2に位置付けられている『風』と3の『影』。
『風』は1968(昭和43)年3月制作・限定120部。10×10cmの枡形で表紙を含め全24P。背の厚みは1.5cmほど。
一般的な書籍と同様に、表紙からページを繰っていくことができますが、実はこれが両面印刷した紙を輪っか状につなげたもので、外側だけでなく内側にもテキストが印刷されているという代物。輪の全長が40cm強、従って印刷面としては両面約480cmに及ぼうかという実験的な作品です。
表側は主に漢字や漢字の一部を使い自在に組版したり、罫線や記号などで構成したり、抽象的な表現だけで展開。内側は日本の辞書にある「風」を説明した文と、英語辞典から引用した風に関連する英単語と日本語訳とを引用。こちらの面では、三角形に成形したり天地ぎりぎりに置いたり、組版への工夫とごだわりが見て取れます。
開いてみると分かるのですが、厄介なほどに長い紙をなのに、折りたたみはじめるとするすると10cm四方に収まってしまうさまはちょっとした驚異です。
高橋昭八郎という人の紙細工志向とでもいうべき探求は次の『影』では一層拍車がかかることになります。
 

■その『影』の方は『風』制作から7ヶ月後の1968(昭和43)年10月制作で、こちらは限定300部。限定部数の増加は、下記の海外での展覧会とも関係がありそうです。
こちらも10×10cm、厚さ2cmと一見コンパクトなつくりですが、完全に開けば縦70cm×横50cmの1枚の紙に、大きくはわずかに6ヶ所の切込みを入れて畳んだだけという驚きの設計。あまりの複雑さに一度開くと二度と元に戻せないのではないかという恐怖にかられ、開くのにはそれなりの勇気がいりました。ははは (いまは習得)。
「影」という漢字を主たるモチーフとして、漢字を構成するパーツをモチーフにしたり、対意語である「光」という漢字を使ったり、「月」の造形を引用するなど、『風』より多くの要素を加え、つくりは飛躍的に複雑になっています。
ページ順でみていると両面スミと赤の2色印刷してあるかのようにみえますが、完全に開くと片面ずつスミと赤の1色刷でできていることが分かります。
それを可能にしているのが、切り目の入れ方と折り方。一体どのうよにして編み出したのか、これまた驚異的な1冊です。

北園克衛とその周辺人士の研究で知られる金澤一志氏による年譜によれば、『風』は1968年"モデナ(イタリア)で開かれた第2回アヴァンギャルド「壁にかかれた文字」展に出品"、同じく1968年、"「影」がフェララ(イタリア)で開かれた「KM149000000」展に招待出品"されたとあります。
下記のアドレスで金澤氏の年譜をご覧いただければ分かるように、高橋昭八郎に対する評価は、少なくとも2003年当時まで一貫して海外の方が各段に高いことが分かります。
http://www.mars.dti.ne.jp/~4-kama/sho8ro/nempu.html
限定数からして決して多いとはいえず、また、一定数は疾うに海外に出ているであろうことから、小店などにはそうそう入ってきそうもない2冊です。

■コロナ禍も一息ついたかと思いきや、今度はオミクロン株だと云うし、昨日は山梨と和歌山が揺れるしで、不安がつのる12月のスタートとなりました。
そんな今週の斜め読みから。

どうやって自助せよと?
https://mobile.twitter.com/9ep5eMOJVCpa9iL/status/1465508664089874440?t=lkV21sXdVZPOJghLt7_OXA&s=04&fbclid=IwAR2nGP876zqFviOgybhrDhn0RC7a0Dbp5UoWgbY_J0o2NWpU2tsPDfhB1Ec
オリンピックのツケは?
https://mobile.twitter.com/tanutinn/status/1465439520195706882?t=czQpPOhAMMHan55_5Zsn1w&s=04&fbclid=IwAR0yks7_OnObViunQntrP9zbLDTOYrDoBMHAqwcqoz9OQ0XZwBvH6BN8pgM
それでも陽気なこの人とそのお友達。
https://www.facebook.com/akihiro.nishizawa.5/posts/4259265624177709?__cft__[0]=AZUNRXRnrS6gBHgK9Z62frikI7CN_fL-WCmQqCvBOtcOMMlUg7B1O-Kg8cR7rXCGgrSiCanzyRmbvB1S2A8ytYJ-A4axIqBJVVobGY8pEiFiwlQDPsyfqYGiUXQAd8i0-pEiDnxeL_lzUQoq7Pes9UqVWK6niIsGuvPRDeV8jryrOQ&__tn__=-UK-R 

 

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