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16/05/28 越後型染ほか染の型紙と 京都・内田美術書肆発行の木版刷り図案集

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Photo by Masago SATO

お詫び! 6月3日夕刻、当ページに管理者の関知しないリンクがはられているとういうご指摘をいただきました。原因についてはこれから調査いたしますが、暫くのあいだ当ページのリンクのご利用はくれぐれもお避け下さい。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。◆
続報  6月4日1時20分、気が付いた範囲で書き込まれていたリンクを削除しました。また、現段階で可能なセキリティ対策を講じました。万一、何か問題が生じた方がいらっしゃいましたら、小店宛のメールかお電話でご一報下さい。よろしくお願い申し上げます。◆

↓といったわけで手を加えましたところ、ご覧の通りテキストの一部で書式が統一されなくなりました。大変お見苦しい次第ですがご容赦いただけますようお願い申し上げます。

 ■イレギュラーな市場の予定は来週まで続きます。来週は火曜・木曜は通常営業ですが、土曜日は開店時間が14時~15時頃になりそうです。ご不便をかけ続 けており本当に申し訳ございませんが、来週の土曜日6月4日にご来店をお考えの方には、遅い午後からのご来店をお願い申し上げます。何しろ小店も所属する 古書組合の支部の大市なもので。
前日の金曜日はその大市の下見日にあたり、当HPの更新も1回お休みをいただきます。決してHPの不具合ではございませんので、その点はご安心下さい。

キモノを染めるためにつくられた型紙。江戸まで、とは云わないものの、少なくとも明治の早い時期までに作られたとみられるものなどを含むそこそこ古い約100点を市場で落札したのはかれこれふた月ほど前のことになりましょうか。細工が細かいもの多く、もちろんそこに価値があるわけですが、しかし、それだけに、この仕事のものすごさをお伝えするにはどんな画像の撮り方をすればよいものか  …… と、苦心惨憺、試行錯誤を重ねた結果、一本調子で撮影するのはムリ!ということが、骨身に沁みてよぉーく分かりました。小店店主程度のオツムと腕とではもーぜんぜんむり。
統一感なく撮影した画像は組み合わせようにも無理があって、ここでの画像はとりあえず型紙1点・ワンカットだけに絞りました。どぉーんと1点。これでどうよ …… と啖呵を切ってみたところで、折角撮ったあれやこれやがいかにも惜しい。そこはそれ、「人間がこもの。」ですから。悔しくもある。というので、ああでもないこうでもないと撮った画像はFacebookの「古書 日月堂」の方に一挙アップすることにいたしました。
実を申しますとFacebookでは一昨日、市場で新たに採集したり、長らく店内でくすぶっていた印刷物を再発掘して「紙の上の企業遺産」と云う切り口で紙モノの標本化を進める、という計画に着手いたしました。この機会に併せてご笑覧いただければ幸いです。→以下の部分をクリックすると飛んで見にいけます。→ Facebook 古書 日月堂

話しは肝心の型紙に戻ります。今回入荷したもののなかに、型紙彫の工房の銘(木版印)が入ったものが3種ほど見られるのですが、じれったいことにこれがなかなか判読できない。ひとつの印に唯一、「越後」の文字がかすかに認められたので調べてみると「越後型染」というのが見つかりました。この銘があるのと同じタイプの型紙はどれをとっても紙が極めて薄くて柔らかく、細かな細工は困難を極めそうだというのに、揃いも揃って地味な反復柄ばかり。どれ程の根気と集 中力がいるのか、見れば見るほど驚嘆するしかない超絶技法に圧倒されます。なんてことを言葉で伝えようというのもまた無理なお話しでありまして、委細は Facebookの画像で、もっと詳細は小店店頭で、ご確認いただければ幸いです。

■キモノつながりの2点目は昭和11(1936)年、内田美術書肆より発行された木版刷の図案集『四季もよう あ津め草』の「花」の巻。見開き16面からなる上製経本仕立ての書物には、片面多色刷りの木版71図が収められています。
時代的な背景も関係していると思いますが、図案には、内田美術らしくオーソドックス 或いは 復古調とでも称したくなる傾向が見られます。以上。
以上。たったこれだけ。お伝えすべき手柄を見つけられそうにないようなものに手を出してしまうあたりもまた、小店店主のスランプぶりを映しております。

今週すでに入荷していたり、土曜日に入荷する新着品は、お菓子関係を中心としたパッケージ関係印刷物ファイル7冊分と、昭和30年代初頭地方農村の調査資料(写真含む)ダンボール1箱、そしてなぜか鈴木翁二「星尾集」の自筆原稿21枚など。混迷の中での買い物は、いよいよ脈絡なくとり散らかりつつあり、スランプ重篤を示すものかと我がこreplica watches uk とながら少々心配。

■今週もななめ読みから。陸自が公開した21世紀に吃驚のエンブレム
サミットで世界は日本をどう見たのか →http://lite-ra.com/2016/05/post-2285.html
 

 

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