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07/04/21 Information

■「アンダーグラウンド・ブック・カフェ」の目録の締め切りに、4/28(土)に立ち上がるジェオグラフィカさんのアニバーサリー・フェアにあわせた特集コーナーの準備が重なり、今更ながらに慌てつつ、しかし来週も店は火・木・土曜の12時~20時で営業いたしますので、どうぞ遊びにお出でください。 今週、パリから待望の3点が届きました。どれもカッサンドルの紙モノ。先ずは上の画像、ポスターではよく知られている「NORD EXPRESS」ですが、こちらは大ぶりのハガキくらいの広告用印刷物。ですがもちろんリトグラフ。裏面には料金など乗車案内が印刷されています。ポスターが発表されたのと同じ1927年頃のものでしょう。ポスターでは図版の周りに配されていた文字が省略されている点を除けば、ポスターと同じデザインです。カッサンドルならではの「このパーステクティブを見よ!」といった構図にあふれる緊迫感は、サイズに関わらずここでも健在。列車の車輪の上に引かれた細く白い線など、いかに計算されたデザインであることか!…などと手にとってつぶさに眺めれば眺めるほど、実は売りたくなくなって困ります。オークションで何とか手に入れたのですが、しかしそれにしてもカッサンドル、高くなったもんだ…。

■これもまた。あまり売りたくないなぁ。と、ついそう思ってしまうのがデュボネのプレミア品として作られた扇子。パリに行く度に出会えないかと熱望し、しかしこれまでずっと出会えずにいたものが、やっと・ようやく・手に入りました。地下鉄の壁面一杯に貼り出された同じデザインのポスターが、パリの話題をさらった1932年頃のものと思われます。1920~30年代にかけてフランスではプレミア品として扇子が盛んに作られたようで、私もこれまで様々なものを見てきましたが、絵柄は表だけで裏面は宣伝文句が印刷されているのが常。ところがこれ、両面とも同じデザインでした。知らなかったなぁ。……しかしとすると…そうです。私がかつてN.Y.で買った額は、片面だけを額装したものであり。気付いてみると何だか損した気がしてきて、それもまたヘンな気もするのですが、まぁとにかくフクザツであります。残る一点はA4サイズくらいの「CELTIQUE(タバコ)」の小型ポスター。やはりリトグラフ・多色刷で、1930年代半ばのものと思われます。タバコも今後、絶滅種になることを考えれば、これもまた貴重になるのでしょうか。 この先の仕事の段取りがまだ見えず、すみません、GW期間中の営業は未定です。決定次第、このページでお知らせいたします。しばしお待ちを。

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