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07/05/11 金 Information

■GWも明けて店に復帰！パソコンも復活!!したところで少し早めのお知らせです。今週５／１２(土)は営業しますが、来週火曜日は洋書会の年一度の大市のため、臨時休業させていただくかわり、水曜日に営業します。来週の営業は水・木・土曜日と少し変則的になりますのでどうかくれぐれもご注意ください。営業時間は各日とも12時～20時となります。何卒よろしくお願いいたします。 ■画像はGW突入直前の新着品より。上は読売新聞社の写真記者によって撮影された写真のオリジナルプリントより、ニューヨークの摩天楼上でのアクロバット。こういう奇妙な情熱に、私はとても弱いのでした。六大学野球にロス・オリンピック、女工さんたちの座り込みのストに蟹工船、これは溥儀だ馬上の天皇だといった具合のひとまとまりは、太平洋戦争突入前の、歴史の断片。

■下の画像は『新流行建具』シリーズ。「変わった硝子戸」「変わった格子戸」「変わった障子」「変わった…(まだ続く。よく続いたもんだ)」とありまして、いまからするととても贅沢だったり、思いがけずモダンだったり。ウサギの切り抜きの入った格子戸なんて大層チャーミングであります。一般的な生活の、日常を形作っていたモノの姿というのは、意外に手掛かりが少ないように思います。シリーズ毎に50枚のプレートで構成されるこのシリーズ、どれもプレートナンバー1から、どう見ても後半になるほど「お高いお品」になっていくように見受けられ、発行元=建具工藝社もなかなかよく考えたものです。ワンランク上へとつい欲が出るという仕掛け。なかなかの商魂。しかしこれ、結構新しくて昭和32年前後の発行。昭和は遠く懐かしがるもの。私もすでに歴史の証人の域へと入っているようで。(猪熊弦一郎『アリゾナとカチナドール』はSOLD OUTとなりました。)