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09/02/21 GDPマイナス二桁突入記念!? ゴージャス!!金糸手編みのレース見本帖/ハイ・センス!!花の図案集


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19世紀末フランスの「バイユー・レース」見本帖。同レース編みのなかでも最も贅沢な金糸を使った作品ばかり76点の現物が貼り込まれている。

■先ずは当HPについて、「catalogue」のページにアップしている在庫目録では「刊行年の古い順・新しい順」での並べ替えができるようになりました。この「並べ替え」、catalogueをクリックしただけでは現れませんが、catalogue AまたはBのカテゴリーのいずれかをクリックすると出てきます。現状のデータ数ではあまり意味がないかとも思いますが、データ数が増えていくことを考えての気の早い装備です。データの不備等も一目瞭然となるこの機能、お時間がある時にでも一度お試しいただければ幸いです(不備についてはご指摘を…)。
今週は月曜日の「中央市大市会」にいつもの金曜日と市場が二回。支払のことは一旦忘れることにして、結果、今週の入荷点数は二桁を超えております。新着品のなかから、先ずは二度とお目にかかれないであろう1点ものをご紹介。「1891」との年号表記のあるフランス語の手書きオーダー・メモの挟まっていた金糸使いのレースの見本帖。手元にある資料にあたると、1830年代には5,000人の職人が集まり、手編みレースの生産を支えたという町=Bayeuxの名前から「バイユー・レース」と呼ばれたものらしく、上製・経本仕立ての厚紙に、くすんだ箇所のひとつとしてなく色あせず、いまも輝きをとどめる現物76点が貼り込まれています。ビーズやリボンをとり入れた非常に複雑なものももちろん楽しいものですが、やはりそれが本領というべきでしょうか、金の細い糸だけで繊細に編み上げられたレースの出来栄えには眼を奪われます。本の姿に畳み込んでしまうとせいぜい厚さ3cmほど、いかにも軽そうに見えて、しかし持った途端、不意打ちのようにずっしりとした重さが伝わってきます。


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昭和6年、京都・マリア画房発行『花乃調<全>』。木版全50図は多色刷の「絵」と、同じモチーフを使って二色刷りにした「図案」が一対で配置されている(画像内下を参照)。

ファッションについてはイラストや写真、あるいは美術館でトルソーに着せられている作品など、目にする資料は比較的揃っている分野ではないかと思うのですが、「ドレスの重さ」を感じる機会というのは実はほとんどない、ということに気付きました。さて、オートクチュール・コレクションが開催されたばかりパリからのニュースには、オートクチュールの顧客数が60年前の2万人からいまでは200人までに激減したとあります。こうした見本帖が完全な過去の遺物となるのか、これからも後に続こうという人たちへの無言の導きとなるかもまた、この度の“100年に一度”にかかっているのかも知れません。
■大ぶりの経本を開くと大胆な構図と鮮やかな色彩で花々が咲き誇る。昨年、初めて目にして落札できなかった日から、もう一度市場に出てきてくれないものかと待望していた「花」の木版画集に非常に近いものがようやく出てきてくれました。落札したのは昭和6年、京都・マリア画房から発行された『花乃調<全>』。木版全50図、全て花をモチーフとした多色刷りの「絵」25図に、同じモチーフの二色刷りの「図案」25図を対向頁に置いた構成となっています(画像下の見開き参照)。色彩感覚にせよ構図にせよ、「絵」に和を感じさせないものが多いのに対して、むしろデザイン化された「図案」の方に和風な仕上がりが多いのは面白いところ。デザイン集を意図して発行されたものらしく、実際当品では専用の帙に「礪波漆器製造所」の蔵書票が貼られています。この一冊を貼り混ぜ屏風なんていうのに仕立てて洋間に置いたらとぉーっても格好いいですよ。といったところで、うわっ。今度はSAABが経営破たんだ。今週は、GDP二桁マイナスのニュースに正直、滅入りました。この期に及んでさえ選挙のことしか頭にない(頭がない?)政治家センセイ方の厚顔には最早ゼツボーです。しかしこうして眺めてみて思いましたね-こんなご時世だからこそ、「ハイでファインでゴージャスで、何より美しいものだけを買い続けるゾ私は!」。 今週はこの他、“豪華船旅”日本郵船南洋航路関係印刷物(木版刷りメニュー、バゲッジ・ラベル等)、“高級娯楽”・戦前映画関係文献34冊、“贅沢キモノ”・戦前小紋布見本帖2冊、“高等技師”・クルップ兵器工場視察者の残したファイル他一括、“ファイン・アート”1970年代前後美術展冊子等資料関係ダンボール(大)1箱、“高価嗜好品”ワインラベル・コレクション等々が入荷いたします。有言実行です(ほんとのところは半ばヤケです)。
 

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