#205 6-1-6 Minamiaoyama Minatoku TOKYO
info@nichigetu-do.com
TEL&FAX:03-3400-0327
sitemap mail

detail

09/07/18 いよいよ海ねこさんのショップ・オープン ! 帝都東京も、もちろんバレエ・リュスも続きます。


Warning: getimagesize(http://nichigetu-do.deci.jp/img/info_thumb/1247844183258.jpg) [function.getimagesize]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/users/2/deci.jp-nichigetu-do/web/navi/info/detail.php on line 146
1247844183258.jpg

すみません。海ねこさんの目録の表紙に描かれた ねこ のイラストと、限定ショップ用のフライヤーを勝手に切り抜き・組み合わせてしまいました。関係者の皆様、どうかお赦しを…

「MODE , a la mode展はいよいよ本日7月18日(土)が最終日。この日は15時閉場となりますので、お見逃し・お買い忘れのないようどうぞよろしくお願いいたします。そして来週7月21日(火)からは、同じく小店隣室を会場に、普段は絵本・児童書中心のオンライン書店として大活躍の古本海ねこさんによる「古本海ねこ 6日間限定ショップ」が開店いたします! 開店日時は7月21日(火)、23日(木)、25日(土)、30日(木)、8月1日(土)の各日12時~20時[最終日は17時閉場]。そもそもこの限定ショップ、つい最近古書目録第一号を発行された海ねこさんの、目録掲載品のなかでもとくに飛び出す絵本など“実際にお手にとってご覧いただくのが一番”“実物を見てから買いたいという要望にお応えしたい”という強い思いに端を発したもの。「よくぞここまで」と目録余白恐怖症の小店も思わず唸った丹念な解説を添えられ目録掲載された貴重な収集品の数々を(会場スペースの関係もあって、全点ではないそうですが)、実際にご覧いただける後にも先にもない6日間です。しかも、海ねこさんのお友達のみなさまによる羊毛フェルト人形やクレイドールや活版印刷を活かしたデザイングッズや海外雑貨や神保町・某古書店のマダムお手製ブックカバーやそのほか色々も集結、出品の予定は下記をご参照下さい。お楽しみはどっさりみっしり、しかし会期は6日間 -みなさまどうかこの機会をお見逃しなく是非お運び下さいませ! あっ。限定ショップの内容やオープンまでのあれこれ、そして多分、期間中のあれやこれやも「古本 海ねこ 日々の暮し」を是非ご高覧下さい。海ねこさんの個性満開こちらも愉快、そしてシミジミ。
【出品予定】古本 海ねこ(古い絵本・児童書 洋書絵本)poppet(羊毛フェルト人形)アルカチョファ(布小物)カネコミワ(イラスト)北原裕子(陶小物)しまりすデザインセンター(活版印刷等)田口輝彦(木工)巽紀子(彫刻)Mamaru(クレイドール)Mongo Store(CD・本の放出)Rockin' Girl's Market(バービー人形・アンティークボタン・海外買い付け雑貨)神保町・某古書店のマダムお手製ブックカバー その他
 


Warning: getimagesize(http://nichigetu-do.deci.jp/img/info_thumb/1247844212136.jpg) [function.getimagesize]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/users/2/deci.jp-nichigetu-do/web/navi/info/detail.php on line 166
1247844212136.jpg

昭和7年発行、吉松祐一著『こどものための我等が帝都物語』。装丁は斎田喬なる人の作品。画像は上左=函、右=表紙まわり 下左は日比谷公演新音楽堂と日本橋の白木屋、右は夜の銀座。この他、アイヌの残した鎌、地下鉄乗り場と地下鉄、公衆食堂等写真図版多数。

ここらで恒例の新着品から、先週の写真一括に続いての“東京モノ”を先ず。『こどものための我等が帝都物語』吉松祐一著、昭和7年・文化書房発行の初版。巻頭、「学校及家庭の方々へ」の冒頭に“実は大人のためにも、東京の歴史と地理(過去と現況)をしる、帝都へのよき手引きであることにつとめました”とある通り、本文454Pを費やし別丁写真多数を挿入して道灌・家康の当時から昭和7年現在に至るまでの東京を、「世界に誇る街路と橋梁」「上野公園の一日」「築地の魚市場」「東洋一の地下鉄見物」といったいかにも社会科見学的な括りから、あまり子供相手とも思えない「歓楽の浅草公園」や果ては「お墓めぐり」なんて章まで設け、余すことなく紹介しております。落札の動機はこうした内容に加えて見事な装丁にありました。駅舎かスタジアムか柱の連なる空間構成、色面の比重を切り返して見せる表紙と裏表紙の対照、細い金線であしらわれたタイトル文字…小店好みの装丁は斎田喬という人。これだけ好みでありながら、斎田という人、恥ずかしいことに全く知らないでおりました。ケンサクしてみると児童書の装丁や挿絵、児童向けの演劇(人形劇か?)でも活躍した人らしく、「斎田喬戯曲賞」というのも出てきます。ところがしかし、この肝心の斎田氏とその賞に関する詳細はどう調べても不明。ますます気になる斎田さんについては……そうか。海ねこさんの目録を見てみよう!
■この「new arrival」のページ、実は画像の入れられる上限は3点です。で今週3点目、トリは予告通り今年因縁のバレエ・リュス、相変わらず在庫22点の公式プログラムより2つ目は1919年12月から1920年2月にかけて行われたパリ・オペラ座公演分表紙はピカソによる「三角帽子」の舞台衣装画です。当日の番組、綴じ紐付の完品。「シェエラザード」の出版広告チラシが1枚、挟み込まれていました。先週ご紹介した1914年分と比べると解説等文字情報が減り、図版重視への変化が歴然。


Warning: getimagesize(http://nichigetu-do.deci.jp/img/info_thumb/1247844236884.jpg) [function.getimagesize]: failed to open stream: HTTP request failed! HTTP/1.1 404 Not Found in /home/users/2/deci.jp-nichigetu-do/web/navi/info/detail.php on line 186
1247844236884.jpg

1919-1920年パリ・オペラ座公演に際して発行されたバレエ・リュスの公式プログラム。左から、ピカソによる「三角帽子」の衣装画を使った表紙、ドランによる「風変わりな店」の美術、「三角~」のイジコフスキー、「風変わり~」のカルサヴィナとマシーンのスチール。

その図版は1919年にロンドンで初演され、パリではこの時が初演となった「三角帽子」と「風変わりな店」が中心で、当公演が初演そのものとなる「ナイチンゲールの歌」は衣装も美術も間に合わなかったのか図版は含まれません「三角帽子」は美術・衣裳ともピカソが、「風変わりな店」は同じくアンドレ・ドランが担当。プログラムに見開きカラーで掲載されたドランの衣装はどれも楽しく、『ディアギレフのバレエ・リュス』展図録によれば、ドランはダンサーたちの奇抜なメイクアップまでデザイン、ところがダンサーたちはこれが覚えられず、化粧台にはポイントを書いたメモが置かれていたのだとか。余白に口ヒゲだけ取り出して描いていたり、ドランの衣装画にはその痕跡も認められます。1914年のプログラムとの対比では、マルティがルビンシュテインを描いたウォルトやランバン、ショーメ、フィアット、ルノーなど広告主のレベル・アップが見られ、バレエ・リュスが前衛的芸術であると同時に、都市の富裕層にとってはサロン、もしくは流行の発信源となっていたことを物語るものなのかも知れません。今週はこの他、ポンチ絵や風俗画・風景画などが透明ガラスに手描きされた明治の期幻灯機用ガラス版約40点(これは相当面白い。はず)、『パリ1900年・日本人留学生の交遊「パンテオン会雑誌」資料と研究』や建築関係書等学術関係図書約20冊20世紀初頭のパリ、ロンドン等欧州都市写真集5冊タバコカード蒐集帖3冊タイポグラフィ関係雑誌他美術関係の有象無象たくさん…などが店に入ります。あえて、「店に出します」とは申しません。ええ。それはもう。仕事押せ押せ私汗だく……。
 

inquiry 新着品案内 / new arrival に関するお問い合わせ

お名前 *
e-mail address *
お電話番号 *
お問い合わせ 件名
お問い合わせ 内容 *
  * は必須項目です)

recent