■さあ、毎週恒例、金曜未明の更新!張り切ってまいりましょ~!……といきたいところではありますが。厳しい残暑に加え今週は色々あって、さらに金曜日は市場二ヶ所はしごで疲労困憊。しかも明日は急遽朝から市場に出掛けることにしたこともあり、本日のところは画像1点のみ、随分以前に入荷していながら漸く値段をつけ終えた戦前の写真関係書籍ダンボール箱1箱分というのを添えるに留め、新着品については週明け月曜日中に改めてご案内申し上げます。大変恐縮に存じますが、来週初めにでも再度ご高覧いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
■さて、その戦前の写真関係書籍について簡単に云っておきますと、本文中に引用される作品に新興写真が多いのに加え、ご覧のように優れた装丁 - 例えば恩地孝四郎の仕事なども! - が多く見られるにも関わらず、まだまだ古書価としては手頃なものが多く、その手の本を集めようとお考えの方には狙い目だと思います。例えば画像中の『パテーの自家現像』は薄くて軽い装丁の冊子ながら函まで付いていて、装丁デザインはバウハウス叢書の系統に連なるのでしょうが、それにしてもとても瀟洒なその仕上がりには驚かれる方も多いはず。こちらは『カメラと機関車』の著者でもある吉川速男の著書。同じ吉川の著書である『パテーの第二歩』には画像でご覧いただける通り、映画「メトロポリス」のシーンなども紹介されています。吉川速男。実は相当なセンスの持ち主だったと思われるこの人のことも、ずぅ~っと気になってはいるりですが、と、本日はこんなところで。来週、そうですね月曜日の夜にはたぶんおそらくもにょもにょ…。