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06/11/03 Information

いつもより少し早めのインフォメーション更新。で、いいたかったのは「三連休中日の明日は営業しています」。ちなみに来週も火・木・土曜日の営業ですので、みなさまよろしくお願いいたします。 ■今週は市場がお休みだったので、眠らせたままになっていたものから1点を。『東西交際之栞』(明治41年・初版)。いやぁ地味ですねぇ。しかし。実はこれが面白い。欧米諸国の上流階級(いまでいうところのセレブですな)とのお付き合い上の礼儀作法を教える実用書です。現代ではテレビで武田久美子(?)あたりが教えてたりしてるようですけど。この本で教えてくださるのは「マスターオブアーツ 木村重治氏」。金子堅太郎子爵が序文、校閲は米国大使館書記官ミラー氏と、由緒正しきご本であります。主に書状の認め方とドレスコードを詳解しており、手軽ノ食事から観劇会、園遊会、そして舞踏会(なんと優雅な!)まで実例多数を挙げて解説しております。「一見識ノモノニDear Mr.トシ、親シキ朋友ニMy dear Mr.ト認ムルハ英国風ニシテ」米国ではこの逆だなんていう説明までございまして(…知らなかった)、いまでもこれ一冊あればかなり格調高い英文でのやりとりが可能となりましょう。ダブルの背広は初春と晩秋時期の平服で、ネクタイは絶対に「タキシド」では黒・「燕尾服」では白、白い手袋は夜間・燕尾服を着用するときに限る…などなど。そうでなければ「恥」であると、もはや混沌状態にあるドレスコードに「喝!」を入れとります。明治の日本人、海外に出る時のキンチョーはいかばかりだったかと胸が痛み、そして『地球の歩き方』も多分、この本の延長線上に生まれてきたものだろうと合点した一冊なのでした。ちなみに旧蔵者のキンチョーと努力の跡を残した名刺付きです。 しばらく手がつけられずにいた「雑書目録」にも新着品の情報をアップし始めました。ボチボチゆるゆる、ですが、ご高覧の程よろしくお願いいたします。

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