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06/12/01 Information

■来週も店は火・木・土曜各日12時~20時、営業いたします。12月に入り、クリスマスのイルミネーションがあちこちで見られる表参道。お近くにお出かけの折には、小店にも是非お立ち寄りください。日月堂も赤一色でお迎えいたします(ただし年中)。 今週は新着品多数!! なのですが、先週が不可解だったので今回は分かりやすそうなところから2点。 左の画像はハーバート(=ヘルベルト)・バイヤーの『book of drawings』。1961年にシカゴで発行されたドローイング集は未綴のリーフで42作品を収めています。鋭い描線の構成的な作品があるかと思えばパステルのぼかしを生かした詩的な作品ありと、その多才さが際立つのに加え、作品タイトルも「wall in the sun」「soft beat of time」はたまた「devil's kitchen」ととても洒落ています。テキスト、作品タイトルは当然としても、バイヤーの直筆原稿(本文中は印刷)に至るまで、欧文の「大文字」が一切使われていない徹底ぶりには、ちょっとニヤリとさせられました。

■続きましては右の画像。1909年にロンドンとニューヨークの版元から出された 『MODES & MANNERS OF THE NINETEENTH CENTURY』3巻本で、1790年から1878年までの流行とファッションについてまとめています。花布は手編み、タイトルは金箔押し、見返しはマーブル紙の堂々たる半皮装・ルリユール本は「これぞ洋古書!」の佇まいです。本文中には手彩色のファッションプレートが77点綴じ込まれています。このように時系列で眺めてみると、18世紀末と19世紀末とで女性のスタイルの大枠がほとんど変わっていないことに改めて驚かされるとともに、20世紀の初め、ポール・ポワレやシャネルやビオネがもたらした「革命」がいかに衝撃的なものだったか…どうやら私の場合はそこにつながってくるようです。この本に描かれた多くの女性(=美人像)のウエストの細さといったら…私のウエストは軽ぅーく6倍は(もっとか)あり…ポワレよあなたは私の神だ。 この他、洋書挿絵本にちりめん本、「少年未来双六」、現代美術の個展の図録冊子のひとヤマ(70点くらい?)など、店に出すべく明日より早速作業の予定。年末に向けてもうひとふんばりいたします。雑書目録も引き続きデータ更新中ですので、併せてよろしくお願いいたします。

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