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06/12/17 Information

■ここのところ勤勉に店を務める日月堂ですが、ここで急告!! 今週12/19(火)は臨時休業とさせていただきます。この日に開催される「洋書会特選市」の目録が着きまして、するとどうしたものか、これは見ておきたいという一冊あり、「落札しますゼ。」とはいえないのがイタイところではありますが、とにかくは行ってみることにした次第です。本当に申し訳ございません…。12/22は「クリスマス大市」があり、いずれにしたってムシられる古本屋の年の瀬です。正月に餅はなし。 そして新着。先週は細かい口を結構買いました。上の画像は左から1937年にアメリカで発行されたパナマ運河とその周辺のガイドブック。真ん中は1931年にグッドイヤー・タイヤ&ラバー社が発行した飛行船の本。2点とも写真がふんだんに使われていて、前者では運河での航行の仕組みが、後者では飛行船の組み立てが、とても分かりやすく紹介されています。飛行船の本はツェッペリン号をはじめとする飛行船の雄姿も多数ありますが、むしろ資料に近い一冊です。ちなみに飛行船内は相当に贅を尽くしたものだったらしく、随分以前に入手したドイツのピアノメーカーのカタログに、“ツェッペリン号にはわが社のグランド・ピアノが積まれております。”というキャッチフレーズが入っていたことがありました。何と優雅な旅であったことか…。画像一番右は1928年の優秀広告を集めた雑誌から。こちらは完全に店主の好みでご紹介(もちろん他にもございます)。

■下の画像は『ANZAI Homage to ISAMU OGUCHI。イサム・ノグチとその作品をモチーフとした安斎重夫の写真集。イサム・ノグチといえば政治家・山口淑子のすごく男前(子供心にも)だけど何やっているのかよく分からない旦那さん(後、旦那さんだった)人、といった軽薄な認識をもち続けていた私は、明治時代に渡米の後、イギリスに渡ってウィリアム・ロセッティのサロンなどに出入りしていたというイサムの父・野口米次郎にむしろ関心があったのですが、ドウス昌代による評伝を読んで以来、関心は完全に逆転してしまいました。とくにイサムの前半生の物語は小説を凌駕しています。思えば随分長い間、私は「3時のあなた」に毒されていたわけですな(←これが分かるかどうかであなたのトシも分かります)。この他、まだ手をつけていない現代美術展覧会のポスター類約80点、ラディゲ著・北園克衛訳『火の頬』、橋本邦助の『巴里絵日記』、人文系専門書約40冊、美術・芸術・社会学系書籍約30冊など、まだまださばききれていない新着品あり、年内、俄かに忙しくなってきました。

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