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10/08/21 土 来週も通常営業。そして、店内配置完了商品より あわよくば…?

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■来週も店はいつも通りの週三日、8月24日(火)、26日(水)、28日(土)の各日12時から20時で営業いたします。で、ここからは新着品ご案内の続き。先週末のお盆のさなかに開催された五反田・南部支部会館での市場からは、比較的新しいところの和洋絵本がまとまって入荷、店頭に並べ終わったところです。絵本には手を出さないというのが小店の旨とするところですが、しかしここまで好みのど真ん中が、しかもまとまって出るとなると話は別。中にはマルシャーク&レーベデフによるロシア絵本の日本初訳・初版などもあります。入口入ってスグの平台に急遽スペースを設けました絵本コーナーで、是非ご高覧下さいませ。
■画像中、右に置いてある『SPUTNIK』も同じくお盆の五反田からやってまいりました。スペインで開催された「スプートニク展」に際して発行された書籍で、もちろんスペイン語。刊期が見当たらないので、いつも洋書の書誌を確認するのに使っている海外の古書検索サイトで調べてみると…「?……???…450万!!!」。あっ、あっ、あり得んっ。二桁は値段、間違ってるでしょ。改めてよぉーく見ると、どうやら特別なヴァージョンのようで、しかしそれでも一桁は違うんじゃないかと。単純な入力ミスでしょ。とたかをくくって次を見ると…「60万??? 手元にあるのと同じ？ どう見ても同じだ。またまたあなた。ご冗談を」。で、次を見ると「…12万！」そのすぐ下には「9万5千円…」。『SPUTNIK』で一番安いやつはいったい …　と見て出てきたのは。日本の筑摩書房刊行の一冊が最安値。しかし。それでも。35,000円！ ( 確かこれ、いわゆるB本で流れて小店もかつて数冊定価以下で売ったような…ああああっ )。しかしこれってホントに正気の相場? なんだろーか。 私愚考いたしますに、○マゾ○の中古品市場などに顕著な、「あわよくば儲かるかも」という心理によるものではいなかと推察するのですがいかがでしょう。どこかの誰かが他に出品者が居ないという1点を理由に強気の値段を付ける。すると次の出品者もその値段に引っぱられて自らの見識など投げ捨て値段を付ける。で、その次の出品者もあわよくばというので… という “あわよくば ”の連鎖。このような心理で値段が形成される現象を、私内心、「泡欲相場」と名付けておりまして、確かに出品者にプロもアマもないア○○ンなどでは仕方ないことだろうと思っていましたが、専門業者が参加していると聞く件の海外検索サイトにまで「泡欲相場」が蔓延っているのだとすれば、もはや一体何を信じればよいものやら……。と考え込むのはあとにして、さて小店入荷の『SPUTNIK』はHOW MUCH？ － 答えは店頭で、こっそりご確認下さい。 「あわよくば。へっへっへっ。」なんてね。