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16/06/11 荻野一水『応用図案』と小川一真の『ILLUSTRATIONS OF JAPANESE LIFE』 有名で尚且つ珍しい古書の王道

 ■先週金曜日に発覚した当ページへの不正な書き込みとリンクについては、可能な限り精査の上、削除し、またID、パスワードの変更や管理のチェックなど、できる限りの対策強化を図っております。リンク先に現れたのは国外のコピー商品販売サイトでしたが、今日現在、すでに閉鎖されているようです。
ご利用いただいている皆さまには、ご心配とご不便をおかけし、大変申し訳ございませんでした。
今後は尚一層の安全管理に努めてまいりますので、引き続きご高覧・ご利用下さいますようお願い申し上げます。

更新の度に書き起こしているここでの文章、皆さま感じておられると思いますが無駄に長い。書いてる私もそう思うほど。スマホで読むのはもう限界と云われる長さには実はワケがありまし て、もちろん、ある程度詳しくご説明しないとワケ分からない商品の場合を別にすると、実は「文章を引き延ばさないとレイアウトが崩れるから」。ほとんどの 場合の理由がこれ。何のために毎度毎度明け近くまでこんなことをやってるんだか。
「文章書くのが余程好きなんだろうと思ってた。」ですって!?
もおぉ、と、とおぉ~んでもございません。そもそも文章書くのなんて大ダイ大だい大キライ!何をおいても早く寝たいぞ!!金曜日の夜くらい羽のばしたいと思うことだってあるつーのに!!!
ああそれなのに。それに勝って余りあるほどレイアウト崩れるのが怖いのであります。
レイアウトが崩れるのを避けるためにできる余白が恐ろしいのであります。
ご存知の通り我が日月堂店主、古書目録においては余白恐怖症、接客においては沈黙恐怖症であります。何でもいいから空隙を塞ぐ。という方向で闇雲に突進することになるわけです。
思えば当ページを設け、ほぼ週一で更新し始めて以来何と9年半(!)。何とまあ いじましい努力を続けてきたことでありましょうか。

 で、思いました。余白を恐れていては大きな人間になれない(何をいまさら)。
ムリに引き延ばすのは体に毒(書けないからってずっと何か食べてるのをやめましょう)。
だいたいもう深夜残業するような歳じゃない(むしろ朝寝坊できない歳になりつつある)。
今週は、当ページ開設以来初、「文章による商品説明をしない」新着品のご紹介とさせていただきます。もっとも今週のは、元来そう説明のいらない商品なんですが。 で、そういう、ある意味、古書の王道に連なる商品に手を出していることが、古本屋開業以来この道20年、スキマと邪道ばかり歩んできたはずの小店からする と超長期スランプの証でもあるわけなのであります。
噫。大丈夫かニチゲツドウ!? 耐えられるのか余白に!!

■画像1点目 ; 『応用漫画』上下2冊揃 明治36(1903)年  荻野一水著  山田芸艸堂発行 初版  和本仕立て 上巻34P・下巻32P 全木版刷の図案集 *荻野一水が監修、図案作成は杉浦非水によるものとする見方があり、図案の特徴や経歴の一部に首肯できそうな要素はあるものの現段階で は確認できず。

画像2点目 ; 『ILLUSTRATIONS OF JAPANESE LIFE』Vol.1・2  2冊揃帙入  明治29
(1896)年 初版  高島捨太郎著 小川一真発行兼印刷者 小川写真製版所本店発売
 帙・本表紙、本文全頁にちりめん和紙使用 和本仕立・背錦織布装  本文は1Pに1図のモノクロ写真と英文キャプションから成る Vol.1 = 32P・28図、Vol.2 = 72P・70図所収  *明治初期、日本の写真界に大きな足跡を残した小川一真が出版した写真集のひとつ。同タイトルでページ数や所収写真点数、彩色の有無など、編集の異なる ヴァージョンが複数あるが、2冊揃・帙入は稀。

う。あまりに前段が長いために余白が少ない。試みの意味やいずこへ……。
ともあれ今月中は通常に戻って月内は火木土で営業いたします。新着品もあれこれあり。ちりめん紙の写真集なんて実際に手にとらないと分かったことにならない代物。ご来店をよろしくお願いいたします。
と、ここでただいま深夜3時。今日のところはおやすみなさい。
以下のアドレスはおまけ。かなり鬱陶しい時代の鬱陶しい季節に。ちょっと笑えます。いや笑えないか…。
https://mobile.twitter.com/kawai_kanyu/status/740720677854969856?s=04%EF%BC%89%E3%82%92%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF

 

16/05/28 越後型染ほか染の型紙と 京都・内田美術書肆発行の木版刷り図案集

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Photo by Masago SATO

お詫び! 6月3日夕刻、当ページに管理者の関知しないリンクがはられているとういうご指摘をいただきました。原因についてはこれから調査いたしますが、暫くのあいだ当ページのリンクのご利用はくれぐれもお避け下さい。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。◆
続報  6月4日1時20分、気が付いた範囲で書き込まれていたリンクを削除しました。また、現段階で可能なセキリティ対策を講じました。万一、何か問題が生じた方がいらっしゃいましたら、小店宛のメールかお電話でご一報下さい。よろしくお願い申し上げます。◆

↓といったわけで手を加えましたところ、ご覧の通りテキストの一部で書式が統一されなくなりました。大変お見苦しい次第ですがご容赦いただけますようお願い申し上げます。

 ■イレギュラーな市場の予定は来週まで続きます。来週は火曜・木曜は通常営業ですが、土曜日は開店時間が14時~15時頃になりそうです。ご不便をかけ続 けており本当に申し訳ございませんが、来週の土曜日6月4日にご来店をお考えの方には、遅い午後からのご来店をお願い申し上げます。何しろ小店も所属する 古書組合の支部の大市なもので。
前日の金曜日はその大市の下見日にあたり、当HPの更新も1回お休みをいただきます。決してHPの不具合ではございませんので、その点はご安心下さい。

キモノを染めるためにつくられた型紙。江戸まで、とは云わないものの、少なくとも明治の早い時期までに作られたとみられるものなどを含むそこそこ古い約100点を市場で落札したのはかれこれふた月ほど前のことになりましょうか。細工が細かいもの多く、もちろんそこに価値があるわけですが、しかし、それだけに、この仕事のものすごさをお伝えするにはどんな画像の撮り方をすればよいものか  …… と、苦心惨憺、試行錯誤を重ねた結果、一本調子で撮影するのはムリ!ということが、骨身に沁みてよぉーく分かりました。小店店主程度のオツムと腕とではもーぜんぜんむり。
統一感なく撮影した画像は組み合わせようにも無理があって、ここでの画像はとりあえず型紙1点・ワンカットだけに絞りました。どぉーんと1点。これでどうよ …… と啖呵を切ってみたところで、折角撮ったあれやこれやがいかにも惜しい。そこはそれ、「人間がこもの。」ですから。悔しくもある。というので、ああでもないこうでもないと撮った画像はFacebookの「古書 日月堂」の方に一挙アップすることにいたしました。
実を申しますとFacebookでは一昨日、市場で新たに採集したり、長らく店内でくすぶっていた印刷物を再発掘して「紙の上の企業遺産」と云う切り口で紙モノの標本化を進める、という計画に着手いたしました。この機会に併せてご笑覧いただければ幸いです。→以下の部分をクリックすると飛んで見にいけます。→ Facebook 古書 日月堂

話しは肝心の型紙に戻ります。今回入荷したもののなかに、型紙彫の工房の銘(木版印)が入ったものが3種ほど見られるのですが、じれったいことにこれがなかなか判読できない。ひとつの印に唯一、「越後」の文字がかすかに認められたので調べてみると「越後型染」というのが見つかりました。この銘があるのと同じタイプの型紙はどれをとっても紙が極めて薄くて柔らかく、細かな細工は困難を極めそうだというのに、揃いも揃って地味な反復柄ばかり。どれ程の根気と集 中力がいるのか、見れば見るほど驚嘆するしかない超絶技法に圧倒されます。なんてことを言葉で伝えようというのもまた無理なお話しでありまして、委細は Facebookの画像で、もっと詳細は小店店頭で、ご確認いただければ幸いです。

■キモノつながりの2点目は昭和11(1936)年、内田美術書肆より発行された木版刷の図案集『四季もよう あ津め草』の「花」の巻。見開き16面からなる上製経本仕立ての書物には、片面多色刷りの木版71図が収められています。
時代的な背景も関係していると思いますが、図案には、内田美術らしくオーソドックス 或いは 復古調とでも称したくなる傾向が見られます。以上。
以上。たったこれだけ。お伝えすべき手柄を見つけられそうにないようなものに手を出してしまうあたりもまた、小店店主のスランプぶりを映しております。

今週すでに入荷していたり、土曜日に入荷する新着品は、お菓子関係を中心としたパッケージ関係印刷物ファイル7冊分と、昭和30年代初頭地方農村の調査資料(写真含む)ダンボール1箱、そしてなぜか鈴木翁二「星尾集」の自筆原稿21枚など。混迷の中での買い物は、いよいよ脈絡なくとり散らかりつつあり、スランプ重篤を示すものかと我がこreplica watches uk とながら少々心配。

■今週もななめ読みから。陸自が公開した21世紀に吃驚のエンブレム
サミットで世界は日本をどう見たのか →http://lite-ra.com/2016/05/post-2285.html
 

 

16/05/21 HP復旧 ! 店主復活ならず!!! 結果、今週はささやかな新着品のご案内です。

 ■お陰様でHPが復旧いたしました。ご心配をおかけし、大変申し訳ありませんでした。不具合の原因も未だ分からなければ、復旧の理由も分からないという不可解さですが、ともかく復旧したのを幸いに、早速、来週の営業のご案内を少し。
来週火曜日5月24日は所用のため、開店時間が遅れて午後3時過ぎからの予定です。この日にご来店をお考えの場合は、念のため、お電話で在席をご確認いただければ確実です。木曜・土曜日は通常の12時から20時で営業いたします。ご来店のほど、よろしくお願いいたします。

今度の不具合はちょっと深刻かもと思っていたところに急転直下の復旧で、この短期間に染みついた「更新作業しなくていいんだもんね。わっはっはっ! 」と云うフザケた根性だけは依然居座っており、相変わらず市場は不調。実は、HPよりも店主の不具合の方が余程たちが悪そうで出るのはため息ばかりであります。その結果、今週の新着品は少々 こもの。しかも1点目はこれぞ小店の真骨頂、「格好良ければ全てよろしい!」という視点で掘り出した欧文冊子『Dutch Art + Architecture Today』です。表題の通り、オランダの美術・建築の最新動向のレビューをまとめたもので、テキストは全て英文。入荷したのは1977年から1980年に発行されたうちの7冊です。
それぞれ中綴じ40P前後、全号写真図版多数のビジュアル重視。サンセリフのすっきりした書体で統一された誌面は、戦前のデ・ステイルを継承したかのよう。実際、最新のパフォーマンス・アートや映像芸術、話題のアーティストや建築を扱いながら、「デ・ステイルとユートピア」といった見出しも散見されます。
全体にとても凝ったデザインなのですが、なかでも目をひくのが表紙。背の側に欧文を縦組みでレイアウトした誌名と、本文判型から2cm近く小口側に出っ張っている表紙共紙の部分が特徴的です。で、このはみ出した部分に注目してよく見ると、元は袋綴じだったことが分かります。表紙に貼り込まれた各号唯一のカラー部分はシールに印刷したのを貼り付けたもので、この部分のデザインが表紙の印象に大きく貢献しているばかりか、宛名シールを兼ねていて、なるほど「世界各国の美術・建築関 係者を対象に郵送する」ことを前提に考案されていることが分かります。機能を内包してこそデザインである - 当たり前のことなのに難しく、とくに最近は忘れられてしまっているのではないかと思うことの多い、デザインの本領を示す好例だと思います。

 
茶色の厚紙に「MENU」という見出しと目次らしき活字が並ぶシールが貼られていて、マジックテープで留められた口を開くと中には未綴じのリーフが17葉。詩篇らしきも のがあるかと思えば写真作品があり、パフォーマンスのタイムスケジュールが書かれたものがあるかと思うと楽譜や図形楽譜らしきものがあり、これは一体何な のだろう…!?  
はい。要点を先に云えば、音楽、とくに現代音楽に関係した人たちによる、世界に向けた自分たちの作品の伝播と、それを受け取った人たちから生まれる芸術の拡張を目指してつくられた、気宇壮大な一種のアーティスト・ブックです。
企画者でありグループの代表を務める伊藤タダユキは、ロバート・ヤノスの別名で詩を寄せており、当品にはヤノス名により某美術評論家に宛てて「MENU」 と云う新たなメディアの可能性を力説し、協力を要請する書簡2枚と、「MENU」第2号の発行と発送にかかる経費一覧が添付されています。
添付の見積もりによれば、300~500部の発行にかかるコストは30万前後。時は1988年。バブル期とは云え、決してお安い値段ではありません。ですがあの時代、志と経費とはパラレルの 関係にあると云われれば云われるまま、自然に受け止められる時代だったようには思います。
創刊号にあたる新着品には、伊藤の他、高橋アキ、当時頭角を現し つつあった吉村弘、野澤美香などが参加。次号ではさらに松平頼暁、近藤等則、トレヴァー・ウィシャートなどが参加予定者として挙げられています。
果たして2号目が発行されたのかどうかも定かではない「MENU」。もちろん私はこれが初見。そして、これから先、そう何度も扱える商品ではないように思います。

■今週のななめ読みから。
電通は日本のメディアを支配しているのか?  → フランスメディアの発信を内田樹の研究室で翻訳
メディア腐敗の挙句の暴言 → 沖縄・米軍属の事件を「封じる」と問題発言!
お口直しはこちらをどうぞ。と云ってもここまでくると異常ですが  → 若冲展待機列SF
HPも復旧いたしましたし、来週からは店主の不具合の解消に本格的に取り組む所存であります。

 

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