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18/01/13 新着品のご紹介は 1月15日(月)に!

■ただいま1月13日午前1時30分。新着品のご案内はいま現在、画像の撮影にも着手できておらず、当ページの更新は週明け1月15日(月)とさせていただきます。
画像は 昨年最後の市場で買い付けた洋モノ図案プレート集と一緒に入荷しながら、図案が甘くてご紹介しないままでいた1910年代ドイツの図案プレート集より。これはダメかとばかり思っていたのですが、中にはこんな図版もあり、ちょっと見直しました。カワイイ系の図案と価格の安さから、これが一番先に片付くような気がします。
■それでは来週の更新まで。しばしお待ち下さいませ !
 









 

 

18/01/06 2018年スタートは折目正しき礼法のデザインと染織の美


寒中お見舞い申し上げます。
2018年を迎えました。
12月31日の午後2時頃に着手した自宅の大掃除 = 別名断捨離に区切りがつかなくなり、途中、「あっ! 」と気づいて23時45分頃、慌てて出かけたご近所の不動尊で「1月1日00:00」を迎え、とって返して作業再開。途中数時間仮眠した以外、とにかく片付けに片付け続けた結果、1月1日午後2時頃無事打ち上げ。まさかの「24時間断捨離年越しマラソン」で新年を迎えることになろうとは。今年もまた予測不能の1年になりそうな。
それはさておき。
新年初売りは本日1月6日(土)となります。店は来週よりまた、基本的に火木土曜日の各日12時より20時での営業とさせていただきます。相変わらずご不便をおかけする一方ですが、ご来店いただければ幸甚に存じます。
今年もどうかよろしくお願い申し上げます。

■お知らせをふたつ。
1月17日(水)より1月22日(月)まで、恒例の「銀座 古書の市」が松屋銀座で開催されます。回を重ねて今年は第34回。第26回より参加させていただいております小店、今年は都合により1回パスしましたが、新規参加店6店を迎え、さらに充実した合同目録は小店店頭でもお渡しできます。ご希望の方はご来店時、お声をおかけ下さい。
また、昨年、小伝馬町のJINEN GALLERYで開催、好評だった「STRUCTURE -建築のサイズ」の第二弾が1月9日(火)よりスタートいたします。前回よりスケールアップし、1700年代の建築図を中心とした古い銅版画数百枚を展示販売いたします。
「STRUCTURE -建築のサイズII」は1月9日(火)より1月21日(日)まで。詳細はJINEN GALLERYさんのウェブサトまたはFacebookページでご確認下さい。
http://jinens-art-studio.com/art/
https://www.facebook.com/search/top/?q=jinen%20gallery

新年最初の新着品のご紹介は、折り目正しい小店に相応しく- なんて毫も考えておりませんのでご安心下さい - 古くからの礼法のひとつ、折形標本を。『小笠原流熨斗折方 標本』と表紙に墨書きされている手製本で、明治中期頃のものと見られます。
和綴じの本体に貼り込まれたサンプルが120余点、挟み込まれたものが60余点の約190点の雛形現物一括での販売。
そも折形とは何ぞや。と云うことについては、今年もお世話になりますWikipediaさんのところで概略お分かりいただけるかと思いますが、600年ほどの歴史を持つ武家の礼法のひとつ。煎じ詰めて一言で片づけるとすれば、「包装の仕方」と云うことになるかと思いますが、「武家の礼法であったことから“切る”ということを極端に嫌い、包むにあたって刃物は使用してはいけないというルールがあったという」とか、太陽の光を表し、清浄を象徴する「白」の和紙を使うなどなど、とんでもなく奥が深い。その一端を知るのに、下記のサイトも参考になります。
http://www.shift.jp.org/ja/archives/2010/04/origata_design_exhibition.html
wikiに「大名・旗本などに限って家伝(口頭伝承)、と共に雛形を使い秘伝伝承した」とありますが、その「雛形」そのものがこの『標本』。いずれも折目の部分に「小笠原流」の印と、格を表すという「真・行・草」の朱印とが割印され、品名・用途が書き込まれた完璧なお手本です。
それにしても、養子喜びのし、とか、猪子餅ニ付ルのし、下駄箱のし、だとか、どこまでのし付ければ気が済むのか。鯛尾包とか乳母の煙草料だとか、「塩包」だけ春・夏・秋・冬があり、胡麻塩包と胡麻包でも折り方が違うし、何でこれほどまで何でもかでも包もうとしたんだか。しかもどれもこれも実に込み入った折り方で。おそるべし 武家のしきたり。

 ■昨年末の市場で落札した古い生地のひと口・みかん箱で3箱分くらいを、明日にはざっと見終えることができそうです。画像2点目は、見終えたもののごくごく僅かな一部。絹織物から染の木綿生地まで、江戸末頃~昭和初期につくられたものがほとんど。サイズはほぼ反物のままや布団生地など大きなものから20cm角程度のものまで。
旧蔵者が業者たったのかコレクターだったのか、いまひとつ断言する要素が見つからないひとくちですが、裏から継をあてたものが多く、それが結果として一枚の裂により多くの表情をを与えています。また、どれも一度は手を入れたようで、とても綺麗で清潔です。
布モノは紙モノ同様、1点1点見ていて飽きることがないのですが、何しろ「古書の市」での売り上げが見込めない現在、のんびり眺めているわけにはいかず、値付けとそのための勉強が急がれます。ああ。まだまだ寝て過ごしたい…。

今週はこの他、木版刷の引き札が29点、江戸末期頃のものと見られる手描きの百人一首1組、昨年の続き『大阪の三越』15点(但し落丁分)、が6日中に店に到着する予定。
期せずして和モノでの幕開けとなった2018年ですが、洋の東西を問わず時代を問わず、面白いと思えるものを仕入れてはご紹介していければと思います。当HPもこれまで同様、何卒よろしくお願い申し上げます!

17/12/23 2017年 更新仕舞いは 図案尽くし !

 ■年内の営業は本日23日(土)、26日(火)、28日(木)と、残すところあと3日となりました。
小店、仕入れの方も22日に開催された「明治古典会クリスマス特選市」で市場仕舞いで打ち止め。早くからお知らせしていた通り、1月の「銀座 古書の市」を1回パスすることになりましたので、商品の整理と片付けおよび店内掃除なんぞ ぼちぼち やっつけながらの仕事となりそうです。
表参道のイルミネーションは明年1月8日まで。12月23日(土)・24日(日)両日は車道1車線を歩行者専用道路として開放、期間中は歩道橋も使用できないため、まず見ることのできない車道からの風景が楽しめるとのこと。
気分ははやくもクリスマス、いやいやもう年の瀬だよ云う方も多いかと存じますが、表参道方面にお越しの際にはお立ち寄りいただければ幸いです。

今週の新着品3点は、「明治古典会クリスマス特選市」の落札品より、先ずは『L'ORNEMENTATION par le POCHOIR』。タイトルにあるように、ステンシル向きの装飾図案集で、縦が約45cmはあろうかという大判。プレート全32葉とテキスト2Pの全揃い、もちろんプレートは全てポショワール=ステンシルによって彩色が施されています。大胆にアレンジされたデザインは威風堂々、繊細な色調まで見応え十分。

 本体に刊期の記載がないので調べてみたところ、刊期は1895年でフランスで発行。著者はモーリス・ピラール・ヴェルヌイユ(M.P.Verneuil)で、小店では7~8年前に6冊組の『ENCYCLOPEDIE DE LA PLANT』を一度扱っていますが、ヴェルヌイユ単独の著書としては、その時以来久々の入荷となりました。
ヴェルヌイユは、「アール・ヌーヴォーの先駆者」(wikiによる)であり小店HPではお馴染み(のはず…?)のウジェーヌ・グラッセの教え子。テキスタイル壁紙、陶器のデザインに活躍…といった程度しか分からなかったヴェルヌイユですが、2013年には「アール・ヌーヴォーのデザイン理論を定義づけた」人物としてクローズアップし、「アール・ヌーヴォーデザインと日本美術コレクションとの関係に絞って、多くの図版とともに紹介」した本邦初の研究書『アール・ヌーヴォーのデザイナー M.P.ヴェルヌイユと日本』が出版されています。
*参考サイト → http://www.creo-pb.co.jp/d/d_017.html
https://opac.libnet.pref.okayama.jp/licsxp-opac/WOpacTifTilListToTifTilDetailAction.do?urlNotFlag=1&tilcod=1009811657937
プレートは単純なデザインの2色使いから始まって、より複雑により多くの色を使ったプレートへと進んでいく構成で、確かに日本の古典的文様やキモノの図案を思わせるデザインも。世界を驚かせたのは何も北斎だけではなく。むしろ見事に消化し自らのものにした西欧諸国の方たちのデザイン力にも敬意を払いたいところで。
ちなみに。Abebooksで現在在庫1点あり。ビックリ仰天の価格はあくまでご参考まで、ご安心下さい。

■これまたフランスで発行された図案集で、小店では2度目の入荷となりました。ジャック・カミュ(Jacques Camus)の『idees 1』。こちらも発行はフランスで、無刊期ですが、海外の古書店の情報によれば刊行は1922年、プレートは全て石版多色刷で12葉で揃い。
デザインはご覧の通りのアール・デコですが、少々説明的な図案は好みの分かれるところかも知れません。状態は良好。こちらもAbebooksで現在在庫1点。小店入荷は2度目とは云え、レアであることは間違いございません。

■今年のトリです。登場したのは『大阪の三越』。入荷した12冊から、表紙の作家が異なる3冊を選びました。
下左は昭和5(1930)年5月号で、三越と云えばこの人ありの杉浦非水デザイン。何と ! 挟み込みに山名文夫のカラー口絵 「五月の朝のお庭」がついています。これはレア !
右の表紙と写真は昭和7(1932)9月号で、表紙は河野鷹思 ! 大阪三越の正面玄関から仰角で建物を捉えた写真で「芸術写真懸賞募集二等入選」の「仰ぎ見る」と題された作品。佐藤美子の寄稿あり。
そしてオオトリは「クリスマスの夜」と題する寺尾新児の絵が表紙を飾る昭和5(1930)年12月号。青柳瑞穂の童話「クリスマスの贈物」2P、商品写真中心に構成された「近づくクリスマスと新年のお喜びに」2Pなど、遥か昔のクリスマスで2017年の〆とさせていただきます。

■表参道の交差点角で長らく営業されていたスーパーAZUMAは今日12月23日に店を閉め、そしてGALLERY 360°さんは25日までで表参道から移転されます。アンデルセンもいまはなく、小店店主がまだ20代の頃から変わらず親しんできた表参道交差点付近の景色も、これから大きく様変わりします。
骨董通りからは肝心の骨董店が減り、山陽堂書店さん1店を残して書店がなくなり、ギャラリーは移転し、デザイナーが居なくなった表参道で、小店はどこまで頑張れるのか。疑問符のひとつも浮かんでこないとすればそれは単なるバカものであります。
芥子粒ほどもない小店1店を訪ねて人が来ようという気になるはずもなかろう、店はもはやナンセナスでは等々、相当に心細い心境になったこともありましたが、最近は、こうなったらもういけるところまでいくしかないぞと思います。とまあ、この結論がバカ者の証しかも知れません。
表参道の小さな店を続けていくために、この世界にひとつとかふたつとかみっつとか、それくらいしかないようなものや、或いは、こんなものを売ろうというのはニチゲツドウだけだよというようなものを、ご来店下さる方たちのお目にかけるべく、日々懸命に努めたいと思います。
来る2018年もおだてたりすかしたりして - 何しろバカ者ですのでそこは扱いやすいはず - お付き合いいただければ望外の喜びであります。
2017年。大変お世話になり本当に有難うございました。
次回更新は1月6日未明を予定いたしております。新春初売りもまた1月6日の予定です。
メリークリスマス ! 
よいお年を ! 

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